【2026年】AI議事録ツールおすすめ比較|導入したら次に来るAI活用とは

2026年版AI議事録ツールを機能・料金・精度で比較。文字起こし精度や話者識別、セキュリティなど失敗しない選び方を解説し、オフィスAIの次のステップ「現場のAI活用」まで提案する実践ガイドです。

【2026年】AI議事録ツールおすすめ比較|導入したら次に来るAI活用とは

目次

AI議事録ツールは、会議の音声をリアルタイムで文字起こし・要約し、議事録作成の工数を最大90%削減できるサービスです。2026年現在、無料で使えるものから高精度な有料ツールまで選択肢が急増しています。本記事では、主要ツールの機能・料金・精度を比較し、自社に合った選び方を解説します。

会議が終わるたびに議事録作成に追われていませんか?

会議中の議論に集中しながら正確なメモを取り、終了後に発言の意図を整理して文書化する——この作業は、想像以上に時間がかかります。複数人が参加する会議では、誰がどのような発言をしたのかを確認するために録音データを何度も聞き返し、実際の会議時間以上の工数を議事録作成に費やしてしまうことも珍しくありません。

こうした「見えない残業」は、より付加価値の高いコア業務に割くべき時間を奪っています。この背景から、議事録作成を自動化するAIツールの導入が急速に進んでおり、「AI 議事録 おすすめ」の検索数は前年比+242%の伸びを記録しています。多くの企業が、DXの第一歩としてこの課題の解決に着手しているのです。

総務省が発表した「令和7年版 情報通信白書」によれば、日本企業における言語系生成AIの導入は急速に拡大しており、売上高1兆円以上の大企業では9割以上が導入または準備段階にあるとされています。また、IDCの市場予測では、2026年の国内AIインフラ支出は前年比18%超増の8,210億円に達する見込みです。

本記事では、最新のAI議事録ツールの仕組みと種類を紐解き、自社に最適なツールを選ぶための判断基準を提供します。数ある選択肢の中から失敗しないツール選びができるだけでなく、「オフィスの次に来るAI活用」という新たなトレンドへの気づきも得られるはずです。

AI議事録ツールとは?仕組みと種類を解説

AI議事録ツールとは、音声認識AIと自然言語処理(NLP)を組み合わせ、会議の音声を自動でテキスト化し、要点を整理して構造化された議事録を生成するシステムです。従来の手作業による文字起こしとは異なり、AIが文脈を理解して人間が読みやすい形に自動整形します。

AI議事録ツールの裏側では、3つの技術が連動しています。

AI議事録ツールの仕組み ── 3つの技術が連動する

1

音声認識

会議の音声を
リアルタイムでテキスト化

2

話者識別

「誰の発言か」を
音声特徴から自動分離

3

AI要約

決定事項・ToDoを
自動抽出し構造化

  1. 音声認識と文字起こし — 会議中の音声をリアルタイムまたは録音データとして取り込み、AIがテキストデータに変換します。
  2. 話者識別(ダイアライゼーション) — 音声の特徴から「誰が発言しているのか」を自動で分離し、話者ラベルを付与します。
  3. AI要約 — 大規模言語モデル(LLM)が「えー」「あの」といった不要なフィラーを削除し、決定事項やアクションアイテムを抽出して共有可能な議事録フォーマットへ落とし込みます。

2026年現在、市場には多様なツールが登場しており、自社の業務形態に合わせて以下の種類から検討できます。

1. 議事録作成特化型(汎用型)

社内会議、経営会議、プロジェクト定例会など、一般的なビジネス会議の記録・共有を主目的としたツールです。多言語対応や要約テンプレートのカスタマイズ性に優れ、全社的な業務効率化の基盤として導入されるケースが多いタイプです。NottaやRIMO Voiceなどが該当します。

2. 商談解析型(セールスイネーブルメント特化型)

営業担当者の商談を録画・文字起こしし、内容を分析することに特化したツールです。顧客の反応やトーク比率、特定キーワードの出現頻度を可視化し、トップセールスのノウハウを組織全体に横展開できます。amptalkやaileadが代表的です。

3. Web会議連携型とボイスレコーダー一体型

利用環境の違いによる分類です。Web会議連携型は、Zoom・Teams・Google Meetに自動参加して音声を取得する方式。ボイスレコーダー一体型は、専用デバイスで高音質に録音し、クラウドAIで解析する方式で、対面会議や外出先での利用に適しています。

AI議事録ツールの選び方|失敗しない5つのポイント

多様なAI議事録ツールの中から自社に合ったものを選ぶには、知名度や価格だけで判断せず、実務に即した基準を持つことが不可欠です。

1. 文字起こし・音声認識の精度

議事録ツールの根幹は文字起こしの精度です。最新のAIエンジン(OpenAIのWhisperなど)を搭載しているツールは総じて高い精度を持ちますが、日本語の同音異義語や専門用語への対応力はツールごとに差があります。

医療・建設・IT・法務など専門用語が頻出する環境では、「ユーザー辞書登録機能」の有無が実用性を左右します。また、複数人が同時に発言した際に誰の発言かを正確に聞き分ける「話者識別」の精度も重要です。これが不正確だと後から手作業で修正する手間が発生します。

2. 対応する会議環境

自社の会議スタイルにツールが適合するかを確認します。

  • オンライン会議が中心なら、Zoom・Microsoft Teams・Google Meetとの連携機能が必須。Bot自動参加型と、ブラウザ拡張/デスクトップアプリ型がある
  • 対面会議が多い場合は、スマートフォンのマイクアプリや専用ボイスレコーダーとの連携が重要
  • ハイブリッド会議では、ハウリングや二重認識を防ぐための音声処理技術が求められる

3. AI要約・分析機能

文字起こしされたテキストをそのまま読むのは非効率なため、AIによる自動要約の質がツールの価値を決めます。

優れたツールは、事前設定したテンプレートに基づき「議題ごとの要約」「決定事項」「アクションアイテム(誰が・いつまでに・何をするか)」を自動出力します。営業部門では、トーク比率の算出やキラーワードの抽出、顧客の感情分析といった商談分析機能が重要なインサイトとなります。

4. セキュリティ・データ管理

会議には経営戦略、未発表の製品情報、顧客の個人情報など機密性の高い内容が含まれます。検討すべき項目は以下のとおりです。

  • データの保存場所(国内データセンターか海外か)
  • 通信および保存データの暗号化
  • ISO27001やSOC2などのセキュリティ認証の取得状況
  • 入力データがAIモデルの再学習に利用されない設定(オプトアウト)
  • SSO連携、IPアドレス制限、部署ごとのアクセス権限管理

5. 料金プラン(無料プランの範囲)

SaaS型ツールの課金体系は、「1ユーザーあたりの月額課金」と「組織全体での定額制/従量課金(利用時間ベース)」の2パターンに大別されます。

多くのツールが無料プランを提供していますが、「月に何分まで文字起こしできるか」「過去データへのアクセス期間」「AI要約の利用回数」に制限があります。個人の検証レベルなら無料プランで十分ですが、全社導入を見据える場合は、セキュリティ管理やCRM連携が上位プランに限定されていないかを確認しましょう。

AI議事録ツールおすすめ比較【2026年版・比較表付き】

2026年現在で特におすすめのAI議事録ツールを、目的やカテゴリ別に比較します。

AI議事録ツール 4カテゴリ × 10製品マップ

無料で始められるツール

個人・小規模チーム向け

Notta 無料あり tl;dv 無料あり Fireflies.ai 無料あり

高精度・法人向けツール

大企業・全社導入向け

RIMO Voice 法人 Otolio 法人 SuperIntern 法人

商談解析特化ツール

営業組織向け

amptalk SFA連携 ailead SFA連携

ボイスレコーダー一体型

対面会議・ハイブリッド向け

PLAUD NOTE 無料枠 AutoMemo 無料枠

自社の会議スタイル(オンライン / 対面 / 商談)に合ったカテゴリから選ぶのが最短ルート

ツール名タイプ無料プラン・トライアル主な対応会議ツールセキュリティ・認証料金目安(有料プラン)
Notta汎用型あり(月120分等)Zoom, Meet, Teams等ISO27001, SOC2準拠等プレミアム: 月額1,185円〜 / ビジネス: 月額2,508円〜
tl;dv汎用/商談あり(録画無制限等)Zoom, Meet, TeamsGDPR, SOC2Pro: 月額$59/user
Fireflies.ai汎用/商談あり(制限あり)Zoom, Meet, Teams等SOC2, HIPAA (Enterprise)Pro: 月額$19/user
RIMO Voice法人汎用14日間無料トライアルZoom, Meet, TeamsISO27001, ISO27017プロ: 月額4,950円 / 法人: 月額30,000円〜
Otolio (旧スマート書記)法人汎用14日間無料トライアルZoom, Meet, Teams等高度な権限管理・IP制限月額25,000円〜(利用人数等で変動)
SuperIntern法人汎用ありZoom, Meet, Teams等要問い合わせ
amptalk商談解析なしZoom, Teams, SFA等Basic: 月額4,900円/user〜 / Pro: 月額6,900円/user〜
ailead商談解析なしZoom, Meet, Teams要見積
PLAUD NOTEレコーダーアプリ無料枠ありオフライン, 通話, デスクトップISO27001, GDPR, SOC2本体: 27,500円〜 / アプリPro: 年額16,800円
AutoMemoレコーダーあり(月1時間等)オフライン録音プレミアム: 月額1,480円(本体代別途)

※料金は年額一括払い時の月額換算や、2026年時点の公式サイト公開情報を基準としています。導入前には必ず各公式サイトの最新情報をご確認ください。

無料で始められるツール(個人・小規模チーム向け)

Notta — 高精度な日本語認識と使いやすさ

日本語の音声認識で高い精度を持ち、直感的なユーザーインターフェースが世界中で支持されている汎用ツールです。Web会議へのBot自動参加によるリアルタイム文字起こしから、録音済み音声ファイルの高速処理まで幅広く対応します。

  • 主な機能 — 多言語対応、数十種類のテンプレートから選べるAI自動要約、画面録画、CRM連携、データエクスポート
  • 料金プラン — フリープラン(月120分)、プレミアム(月額1,185円〜)、ビジネス(月額2,508円〜)。エンタープライズではSSOや操作ログ等の高度な管理機能を提供
  • こんな企業におすすめ — まず少人数でAI議事録を試したい企業や、多言語会議が多いグローバル企業

tl;dv — 無料プランで録画が無制限

Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsに特化し、会議の録画と文字起こしをシームレスに行うツールです。無料プランの段階で録画と文字起こしが時間無制限で利用できるのが大きな特徴です。

  • 主な機能 — 時間無制限の自動録画・文字起こし、タイムスタンプ付きのハイライト動画共有、AI要約、Slack等への自動連携
  • 料金プラン — Free(録画無制限・AI機能回数制限あり)、Pro(年払い月額$59/user)
  • こんな企業におすすめ — 会議の録画データをチーム全体で頻繁に共有し、非同期コミュニケーションを強化したいリモートワーク中心の企業

Fireflies.ai — 豊富なCRM連携とカスタマイズ性

英語圏を中心に高いシェアを持ち、日本語にも対応しているツールです。Salesforce・HubSpot・Slack・Zapierなど外部システムとの連携機能が豊富で、会議から抽出したアクションアイテムをタスク管理ツールに自動反映するワークフロー自動化に優れています。

  • 主な機能 — AIサマリー、トピックトラッキング、スマート検索、サウンドバイト(音声クリップ)作成、CRM連携
  • 料金プラン — Free(ストレージ800分)、Pro(月額$19/user)、Enterprise(月額$39/user)
  • こんな企業におすすめ — 既存のSFA/CRMと議事録データを深く連携させ、業務プロセスを自動化したい企業

高精度・法人向けツール(大企業・全社導入向け)

RIMO Voice — 高速処理と強固なセキュリティ

日本語の自然言語処理に強みを持ち、1時間程度の会議データを約5分で議事録化できる高速処理が魅力の国産ツールです。ISO27001に加えてクラウドサービス向けのISO27017を取得しており、エンタープライズの厳しいセキュリティ要件に対応します。

  • 主な機能 — 回数無制限のAI要約、フィラー(「えー」「あのー」等)の自動削除、URL共有、複数人でのリアルタイム共同編集
  • 料金プラン — 14日間の無料トライアルあり。プロ(月額4,950円)、チーム(月額6,600円)、法人(月額30,000円〜)
  • こんな企業におすすめ — 文字起こしのスピードを重視し、会議終了後すぐに複数人で議事録を共同編集するワークフローを持つ企業

Otolio(旧スマート書記) — 大企業の全社導入に適したカスタマイズと支援

累計の導入実績が豊富で、大企業の全社導入に向けたサポート体制と権限管理機能に定評があります。ノイズが多い環境下でも修正工数を従来比で40%削減する音声認識精度を持ち、ユーザーの負担を最小限に抑えます。

  • 主な機能 — 最新LLM技術によるAI要約、要点抽出、決定事項抽出、書き言葉への自動変換、IP制限やオンプレミス版APIの提供
  • 料金プラン — 14日間無料トライアルあり。月額25,000円〜(基本料金+利用人数等に応じた見積り制)
  • こんな企業におすすめ — セキュリティポリシーが厳しく、導入コンサルティングや手厚いオンボーディング支援を求める大企業・官公庁

SuperIntern — リアルタイム議事録×AIチャットで会議中も会議後もサポート

会議中にリアルタイムで議事録を自動生成しながら、AIチャット(Ask AI)で発言内容の提案や用語検索・ファクトチェックまで行うLive AIエージェントです。外部Botが不要でPCの音声を直接キャプチャするため、導入のハードルが低いのも特徴です。

  • 主な機能 — リアルタイム文字起こし・議事録生成、会議中AIチャット(Ask AI)、録画・録音保存、主要Web会議ツール+対面会議対応
  • 料金プラン — 要問い合わせ
  • こんな企業におすすめ — 会議中にその場でAIに質問・調査させたい、議事録作成だけでなく会議の質そのものを向上させたいチーム

商談解析特化ツール(営業組織向け)

amptalk(アンプトーク) — 商談データを組織の資産に変える

オンライン商談の録画・文字起こしからSalesforceなどSFAへの自動入力までをシームレスに行うセールスイネーブルメントツールです。営業担当者の事務負担を減らしつつ、商談内容の属人化を防ぎます。

  • 主な機能 — SFA(Salesforce等)自動連携、トーク比率分析、商談のハイライト共有、トップセールスのプレイブック作成
  • 料金プラン — Basic(月額4,900円/ユーザー〜)、Pro(月額6,900円/ユーザー〜)※別途初期費用あり
  • こんな企業におすすめ — 営業オンボーディング期間を短縮し、トップセールスのノウハウを組織全体に横展開したい企業

ailead(エーアイリード) — 現場の営業データに基づいた育成支援

ITreviewの「セールスイネーブルメントツール部門」等で連続Leaderを受賞し、現場からの評価が高い商談解析クラウドです。Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsと連携し、主催者に関わらず自動で録画対応を行います。

  • 主な機能 — ミーティングの自動可視化、発話内容の高度な検索、オンラインフィードバック、商談動画のライブラリ化による学習教材化
  • 料金プラン — 要問い合わせ(カスタマイズ見積り)
  • こんな企業におすすめ — 営業マネージャーが全商談に同席する時間を削減しつつ、データドリブンな営業育成プロセスを構築したい組織

ボイスレコーダー一体型(対面会議・ハイブリッド向け)

PLAUD NOTE(プラウドノート) — スマートAIボイスレコーダー

累計150万台以上の出荷を達成した、クレジットカードサイズの極薄AIボイスレコーダーです。スマートフォンの背面にMagSafeで貼り付けることができ、対面会議の録音だけでなく通話録音もワンタッチで可能です。録音データは専用アプリを通じてAIが文字起こし・要約します。

  • 主な機能 — 対面録音・通話録音のデュアルモード、112ヶ国語対応の文字起こし、多次元要約、マインドマップ生成、Plaud Desktopを利用したWeb会議のシステム音声録音
  • 料金プラン — デバイス本体(27,500円〜)、AIサービスは無料枠のほかProプラン(年額16,800円)や文字起こしパッケージあり
  • こんな企業・ユーザーにおすすめ — 対面商談やインタビューが多い営業担当者、弁護士、医師。Web会議にBotを参加させることを好まない環境のユーザー

AutoMemo(オートメモ) — 国内メーカーによる安心の録音・文字起こし

ソースネクストが提供するAIボイスレコーダーおよび文字起こしサービスです。専用ハードウェアだけでなくスマートフォンアプリ単体でも利用可能で、録音した音声はWi-Fi経由でクラウドに自動転送・テキスト化されます。

  • 主な機能 — オフライン環境での録音、クラウド自動転送、高精度な文字起こし、AIによる自動要約
  • 料金プラン — お試しプラン(月1時間無料)、プレミアム(月額1,480円で月30時間・要約無制限)、ビジネス(利用時間をメンバー間でシェア可能)
  • こんな企業・ユーザーにおすすめ — 物理的なボタン操作で確実に録音を残したい現場担当者や、文字起こしのランニングコストを抑えたい小規模チーム

AI議事録ツール導入のメリット・デメリット

AI議事録ツールの導入・定着にあたり、期待できるメリットと事前に把握すべきデメリットを整理します。

メリット

  • 議事録作成の工数を削減できます。週4.5時間かかっていた議事録作成が、AI要約+微修正で約45分にまで短縮された試算例もあります。創出された時間を企画立案や顧客対応に振り向けられます。
  • 会議中に議論へ100%集中できるようになります。「記録係」としてPCに釘付けになる必要がなくなり、参加者全員が意思決定に集中できます。
  • 「言った・言わない」のトラブルを未然に防げます。過去の会議データを横断的にキーワード検索できるため、社内の情報一元管理とナレッジ共有が進みます。
  • 営業部門ではAIの定量的なフィードバック(トーク比率やキーワード分析)が、個人のスキル向上と組織的な売上向上に直結します。

デメリット・注意点

  • マイクから遠い小さな声、早口、強い方言、複数人が同時に発言した音声は正確にテキスト化しきれないことがあります。集音マイクの配置など録音環境の整備が前提です。
  • 機密性の高い会議の音声をクラウドにアップロードする際は、セキュリティポリシーとの整合を確認し、部署ごとの閲覧権限やIPアドレス制限を設定してください。
  • 全社導入ではSaaSライセンス費用が毎月発生します。導入前に費用対効果を定量的にシミュレーションしておきましょう。

AI議事録を導入したあなたへ|次は「現場のAI活用」です

ここまで、オフィス業務を中心としたAI議事録ツールの比較を解説してきました。すでにAI議事録ツールを導入している、あるいは本気で検討している皆様であれば、音声認識とAI要約がいかに強力なビジネスツールになるかを実感しているはずです。

しかし、「議事録のAI化」は企業のAI活用のほんの序章に過ぎません。

オフィスのAI導入は「議事録」がファーストステップだった

AI議事録ツールは、多くの企業にとって「初めて成功体験を得られたAI活用」です。キーボードを叩く代わりに、AIが人間の「声」を「テキスト」に変換し、「構造化された記録」へと自動整理する。この「声→テキスト→活用」という流れに、私たちは今まさに慣れつつあります。

そして重要なのは、この音声認識と自然言語処理の技術が、オフィスの会議室以外でこそ大きな効果を発揮するという事実です。

製造・物流・建設の現場はAI化が遅れている

オフィスワーカーがAIで議事録や資料を作成する一方、企業の最前線である製造業・物流業・建設業の「現場」では、いまだにバインダーに挟んだ紙とペンが主流です。デスクレスワーカーのDXが遅れている理由は明確です。

  • 両手が工具や荷物で塞がっており、PCやタブレットの操作が物理的にできない
  • 粉塵、水濡れ、油汚れ、高所作業など、精密機器を持ち込みにくい環境にある
  • 何十種類もの「紙の帳票」「点検表」が業務フローに組み込まれ、デジタル移行の初期設定コストが高い

しかし、現場にこそ「点検記録」「日報」「安全確認」「在庫棚卸し」といった膨大な記録業務が存在しており、AI化の余地はオフィス以上に大きいのです。

「会議の声→議事録」ができたなら、「現場の声→帳票」もできる

AI議事録ツールの本質は「発話の意図をAIが汲み取り、指定のフォーマット(議事録)に当てはめる」ことです。これをオフィスの会議室から「現場」に移し、「指定のフォーマット」を「現場の帳票」に変えるだけで、新しい価値が生まれます。

作業をしながら、目視した結果を声に出して読み上げるだけで点検項目が自動記録され、報告書が完成する——この「音声×AI×現場帳票」を実現するのが、AI音声電子帳票ツール「ながら記録」です。

「ながら記録」には2つの特徴があります。

1つ目は、設定の手間をAIが解消すること。現場で使い慣れた「紙の帳票」をスマートフォンで撮影するか、Excelファイルをアップロードするだけで、AIが項目の配置やマスター登録を自動で行います。複雑なシステム構築は不要で、今の運用のまま即座にデジタル化が可能です。

2つ目は、音声入力によるハンズフリー記録。画面に触れる必要がありません。例えば製造現場で「設備は成形機3番。実績は450個…すいません、2個不良だから良品は448個」と自然に発話すると、AIが文脈を解釈し、「設備:成形機No.03」「生産数:448個」「不良数:2個」と正しい項目に分類・入力します。食品工場など手が濡れている環境でも、「芯温85度、OK」と話すだけでHACCPに沿った温度記録がハンズフリーで完了します。

オフィスでAI議事録を使いこなしている皆様であれば、この「ながら記録」の発想が現場にどれだけ生産性向上をもたらすか想像できるはずです。「現場の議事録」とも言えるこの技術は、全社的なAI活用を推し進める次の一手となります。

AI議事録ツールに関するよくある質問

Q: AI議事録ツールは無料で使えますか?

はい、Notta・tl;dv・Fireflies.aiなど多くのツールが無料プランを提供しています。ただし、文字起こし時間(例:月120分まで)やデータ保存容量、AI要約の利用回数に制限があるため、本格的な業務利用には有料プランへのアップグレードが必要です。

Q: 日本語の精度が高いAI議事録ツールはどれですか?

近年のツールはOpenAIのWhisper等の高性能エンジンを採用しており、総じて精度は高い水準にあります。中でも国産ツールのRIMO Voice・Otolioは、日本語特有の曖昧な言い回しやフィラーの処理、専門用語辞書において優位性を持っています。

Q: Zoom / Teams / Google Meetのどれに対応していますか?

本記事で紹介した汎用ツール(Notta、tl;dv、Fireflies.ai等)は、3大Web会議ツールのすべてに対応しています。導入前に、カレンダー連携によるBot自動参加かAPI連携かなど、連携手順を確認してください。

Q: オフライン(対面会議)でも使えるAI議事録ツールはありますか?

はい。スマートフォンアプリで録音するタイプのほか、PLAUD NOTEやAutoMemoのようなAIボイスレコーダー専用機で録音し、クラウド上で文字起こし・要約を行うことが可能です。

Q: AI議事録ツールのセキュリティは大丈夫ですか?

法人向けツール(RIMO Voice、Otolio、Nottaのビジネスプラン以上など)は、ISO27001やSOC2などの国際セキュリティ認証を取得しています。音声データをAIの再学習に利用しない設定(オプトアウト)が法人プランで標準化されているツールを選ぶと安心です。

Q: AI議事録の次におすすめのAI活用分野は何ですか?

オフィスの文字起こしの次は、「現場の記録業務」のAI化が注目されています。製造業や建設業、物流現場などで、両手が塞がっていても音声だけで帳票や点検表を自動入力できる「ながら記録」のような現場特化型AIツールの導入が進んでいます。

まとめ|AI議事録から始めて、AI活用を全社に広げよう

本記事では、2026年最新のAI議事録ツールの選び方とおすすめ製品を比較・解説しました。重要なポイントを振り返ります。

  • AI議事録ツールは、Web会議向け・商談解析向け・対面向け(レコーダー型)など、自社の用途と会議環境に合わせて選ぶことが最も重要
  • 無料プランで精度や使い勝手を試し、セキュリティ要件やCRM連携の必要性に応じて法人プランへ移行するのが王道のプロセス
  • 文字起こし精度だけでなく、「話者識別機能」の正確さと「AI要約のカスタマイズ性」が、議事録作成の時間削減効果を左右する
  • オフィスで「声→テキスト→記録」のAI活用に成功したら、次はそのノウハウを「現場の帳票記録」へ応用し、全社的な生産性向上を目指す

AIによる議事録の自動化は、「導入するかどうか」を迷う段階ではなく、「どのツールを自社の業務フローにどう組み込むか」を実践するフェーズに入っています。自社に最適なツールを選定し、議事録作成に奪われていた時間を、よりクリエイティブな業務や意思決定に投資してください。

そして、オフィスの効率化の目処が立ったら、次は現場の記録業務を声だけで完結させる「ながら記録」で、会社全体のDXとペーパーレス化を加速させてみてはいかがでしょうか。オフィスから現場へ、AI活用の波を広げていきましょう。

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